重要度が上昇中!あなたはどうする?移転後のオフィスデザイン!
移転先のオフィスが決まったら、真っ先に考えないといけないのが、「オフィスの内装のレイアウトとデザイン」です。
移転先のオフィスが決まったら、オフィスのデザインをどうしようと悩まれる会社も多いと思います。それぞれの会社に合ったデザインをすることで、社員のモチベーションアップと、人材確保にもプラスに働きます。
色々と理想は浮かびますが、全体感を大切に、まとまりのある空間を作らなければ、バラバラな空間になってしまいます。
業績向上につながるようなオフィス設計と、限りある予算内で収まるような、効率の良いデザインを目指しましょう。
理想のオフィスデザインとは?
業種によって、求められるオフィスのデザインはかなり異なると思います。
企業コンセプトを取り入れ、お客様に好印象を与えられる、社員が居心地よく働けるオフィス、がバランスよく存在することで、本当に理想とするオフィスデザインが実現できます。
心機一転、オフィスのデザインを変えることで、社員のモチベーションが上がり、業績が向上したという話もよくあります。
また、求職者が働きたいと思う1番の理由が、社内のデザインや雰囲気を見て働きたいと思ったから、というリサーチ結果もあることから、内装のデザインや、レイアウトというのが、採用にもかなり影響していることがわかります。
一般的には島型のレイアウトがよく使われており、将来の人員増加や新部署の設立には適していると言われています。
自社内でオフィスに持たせる目的に合ったレイアウトを考え、以前よりもより良いオフィスにしましょう。
気をつけたい、移転初心者にやりがちな失敗!
内装のレイアウトで、一番やってしまいがちなのが、初めに業者を使って大きな工事等をしてしまうことです。
例えばパーテションですが、大きなものを完全に設置してしまうと、のちのち内装のレイアウトを変えたい時に、また工事を行わなければならなくなります。
人員増加もなく、現状維持のままで長期的に使用するのであれば初めから工事を行い、設置してしまうのは良いですが、中小企業で将来の人員増加や新規部署の設置を考えている場合は、自分たちでレイアウトの変更ができる様に、初めはなるべく大きな工事は行わず、無駄な費用をかけずに将来変更可能なレイアウト作りを心かけましょう。
また気をつけたいこととして、「工事工程表」を把握し、工程に合わせて、什器やレイアウトに必要な備品を発注し、納品することです。
まだ工事の段階なのに、間違えて椅子や机が納品されては、狭いオフィスの場合、工事の進行状況さえ遅らせてしまいます。
レイアウトについても、どこから手をつけていくのかを工事後に決めていては引越しの時期を遅らせかねません。工事工程を把握しながら、同時進行かもっと早い段階で考えておく必要があります。
業種別!知っておきたいオフィスデザイン!
あなたの会社はどの様な業種でしょうか?系統によってオフィスデザインも若干変わるようです。
・クリエイティブ系 会社のコンセプトを軸に、発想を触発する色使いや、個性的なオフィスにすることで、個人の自由な想像力を伸ばせるデザインが多いです。
・IT系 プロジェクトを行っている会社では、オフィスにいる時間が非常に長いので、社員が過ごしやすい様に自由度の高い空間を作り、仮眠や飲食が自由にできるなど、働きやすい環境を重視したデザインが多いです。
・事務系 事務系の会社は、作業効率が良いシンプルなデザインにする会社が多いです。ですので、事務所内の装飾はほぼなく、白や淡い色で統一をし、集中できる空間作りを心がけられています。
・メーカー系 海外からの来客があったり、世界へ発信していくために、個性のあるデザインがよく起用されます。ここにしかない、ここでしか見られない、といった付加価値を重要視したインパクトのあるデザインが多いです。
どんなデザインにするのか?ご参考にしてみてはいかがでしょうか?
目的別のオフィスデザイン、あなたの会社はどれを重要視したいですか?
・来客への好感度や好印象を高めるデザイン
(会社のコンセプトが大々的に押し出されインパクトがある、日本の特徴を捉え海外顧客に喜ばれる)
・社員が働きやすく、コミュニケーションが取りやすい環境を一番に考えたデザイン(経営陣と社員の意思がとりやすい・社員が団欒できるようなスペースの設置・各部署を別の島にせず他の部署と島をつなげる)
・採用者数を増やせるデザイン
(面接ブースやエントランスにインパクトのある明るい雰囲気のデザインにすることで、求職者の興味を引く)
・会社のコンセプトを大々的に表現したデザイン
(会社のロゴが立体的で大きくエントランスに置かれていたり、床や壁にその会社にまつわるデザインが施してあったりします。例:タイヤの販売会社では、床や壁にタイヤの跡がついているとか。アマゾンだったらEVがアマゾンの箱のデザインになっているなど)
会社独自の雰囲気や仕事効率、予算も考えて、現状できる範囲で少し工夫をしてみてはいかがでしょうか?
オフィスレイアウトやデザインにかかる期間をしっかりと把握!
大体のレイアウトや、デザインを決めたらそれでおしまい、というわけではなく、完成までにどれくらい時間がかかるのかを把握し、どこからまず手をつけるのかの順序を考えなければいけません。
配線の設備が整っていないのに、内装レイアウトやデザインに焦って、什器備品を並べてしまったら、床下に配線を巡らせることができなくなります。
また、コンセントの位置をしっかりと決めていなかったために、のちのち什器備品の設置位置が、不便な場所に置かないといけなくなったり。
そういうことも含めたレイアウト作成が必要です。作業工程をしっかりと把握し、依頼した業者さんと常に作業進行状況の連携を取り、社内の人間で誰が何の担当を行うか決め、綿密な計画を立てた上で、それに合わせてどこのレイアウトの設置から始めるのか、計画をする必要があります。
ですので、多くの会社が2〜3ヶ月前までに「設計・レイアウト・デザイン」の決定を行っています。
オフィスデザインをするにあたって気をつけたいポイント
▪️将来のビジョンを見据え、初めに大規模工事をするかしないか社内でじっくり検討
▪️内装デザインに統一感を出すため、コンセプトをしっかり決める
▪️重要視したいことを選び、そのテーマに沿い、費用をかける場所とそうでない場所を決める
(費用がふんだんにある場合は必要ないです)
▪️社員が働きやすい環境作りをヒアリングし、取り入れる
▪️なるべく自分たちで行い、初めは費用をおさえたレイアウトにする
(費用がふんだんにある場合は必要ないです)
▪️什器備品の場所やコンセントの必要ヶ所をレイアウトの時点できめること
▪️工事工程表にのっとり、計画的にレイアウトに取りかかれるよう、担当者は業者や社内との情報共有と計画性が必要
まとめ
1、長期的な視点でレイアウト設計を行い、無駄なコストはなるべくかけず、自分たちで変更ができるようなレイアウトを考えるのがミソ!
2、内装デザインのコンセプトは何か?重要視することは何か?の順位を決め、限られた予算内でも理想に近づけよう!
3、工事工程と、レイアウトを行う時期をしっかり把握し計画して、引越し時期に間に合うように、業務に支障が出ないように担当者が調整が必要!
内装のレイアウトは、移転した会社にとってはとても重要なことです。
心機一転で社員のモチベーションを上げないといけない、前のオフィスよりも作業効率が上がるような配置にしないといけない、来てくださるお客様に羨ましがられるようなオフィスにしないといけない、会社のコンセプトを盛り込まないといけない、自由な発想ができるような個性的なデザインにしないと、採用効率も。。。。と担当者のみなさんは頭を抱えてしまうかもしれません。
全てを取り入れようとすると、非常に難しいですが、社内で何に重点をおくかを決め、その決めたテーマに少しづつ他のテーマの要素も加えると、うまくまとまると思います。
理想を追いすぎず、予算内で希望に応える、できる担当者を目指してください!